7/31 ウェブベルマークイベント発表 筆甫支局:太田あま音さん

photo by ©Miki Hasegawa/311 Kids' Photo Journal
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7/31に開催されたウェブベルマーク協会が被災地の現状を共有する目的のイベント

「ウェブベルマークフォーラム2014」に岩手、福島、宮城各県のKPJキッズ記者が上京して

震災の記憶が風化する中、子ども達のふるさとの現状をひろめるため現地報告をさせていただきました。
各県代表のKPJキッズ記者の発表内容をみなさまにお届けしてまいります。

宮城県からは筆甫支局より姉弟で発表をしてくれた

太田あま音さん(11才)と太田玄周くん(9才)の2人。
普段は文章をお姉ちゃんのあま音さん、写真を弟の玄周くんで担当してくれていますが、

ウェブベルマークさんの発表ではそれぞれが自分で文章を書いて、写真を撮ってきてくれました。

今回はお姉ちゃんのあま音ちゃんの発表をお伝えします。

 

キッズ フォト ジャーナルは、東北の被災校を継続的に支援できる仕組みとして昨年9月にスタートした「ウェブベルマーク」(一般社団法人ウェブベルマーク協会)さんと協力し、東北の現状を少しでも多くの方に伝えるべく、「ウェブベルマーク」のホームページにKPJキッズ記者の写真記事を掲載しています。 

http://www.webbellmark.jp/feature/Kids'PhotoJournal

                            

 

photo by ©Amane Ota/Miyagi/311 Kids' Photo Journal
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私の住む宮城県の筆甫は、小さな地区ですが、緑がいっぱいで色々な動物や鳥がいる所

です。私の通う小学校は、全校13人の学校です。少ない人数ですが、良いこともたくさん

あります。13人なので毎日、全員とお話できます。遊ぶときは、みんないっしょで、たま

に給食もいっしょに食べます。みんな仲良しです。私は、この筆甫も筆甫小学校も大好き

です。

photo by ©Genshu Ota/Miyagi/311 Kids' Photo Journal
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東日本大震災があったのは、私が2年生の時です。急にガタガタ、教室がゆれたので、

すごくびっくりしました。地震もゆれは強かったですが、その後降ってきた放射能もとて

も心配しました。筆甫は福島県よりの場所にあります。だから、けっこう危険だと思いま

す。私は、しばらく外で遊べなくなりました。毎日、マスクをして、外で遊ぶのをがまん

するのは大変でした。

photo by ©Genshu Ota/Miyagi/311 Kids' Photo Journal
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東日本大震災の後、ひなんして来た人もいました。福島の南相馬の人達です。子ども

も、7人ひなんして来たので人数が少なかった筆甫小学校がすこし、にぎやかになりました。ひなんして来た人が使っていた場所は、旧筆甫中学校です。

photo by ©Amane Ota/Miyagi/311 Kids' Photo Journal
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筆甫中学校は、子どもが少なくなり、平成19年から廃校になった学校です。これが校舎の写真です。校庭は、使っていなかったので草が結構生えています。ふつうの大きさですが教室は3つしかありません。しばらくの間だれも使っていなかった中学校が、また、にぎやかになりました。たくさんの人が寝泊まりしました。5か月の間、中学校は大活やくをしました。

photo by ©Amane Ota/Miyagi/311 Kids' Photo Journal
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これは、南相馬の人達が全て中学校から出た後からずっと貼ってある貼り紙です。これ

を見ると、南相馬からみんながひなんしてきたときを思い出します。南相馬の人が全て中学校から出たのが平成23年の8月です。

photo by ©Amane Ota/Miyagi/311 Kids' Photo Journal
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それから、また筆甫中学校を何かに使いたいと考えていた父と母が思いついたのが支え合いの場所にすることです。筆甫は高れい者が多いため、かいごを必要としている人が多いのです。そうして、父と母は「NPO法人そのつ森」を立ち上げました。この名前は、荒井良二さんの「そのつもり」という絵本からもらいました。

このお話では、森にある空き地を何に使おうかと動物達が何年も何年も話し合いをしま

す。そして、だれかが案を出すたびにそのつもりになります。筆甫地区でも、7年も前から筆甫中学校を何に使おうかと考えていたのでこの名前を付けたそうです。今は、おふろの建設や、校庭の整備をしています。

photo by ©Amane Ota/Miyagi/311 Kids' Photo Journal
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これが、おふろをつくっている様子です。時間がかかりますが、だんだん出来ているこ

とが分かります。

photo by ©Amane Ota/Miyagi/311 Kids' Photo Journal
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そして、これが私の父がトラクターで校庭を整備しているところです。ここには、しば

を育てるそうです。

photo by ©Amane Ota/Miyagi/311 Kids' Photo Journal
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NPOのメンバーで話し合いもします。どんな施設にするか、どこをどんな部屋にするか

を話し合っています。「そのつ森」ができることを楽しみに思っている高れい者もいるの

で、早く出来るといいなと思います。

これからの筆甫は、どうなるか分かりませんが、もっと人が集まって、にぎやかになっ

てほしいと思います。もちろん、「そのつ森」もしっかりできて、人の集まる場所として

活やくしたらいいです。これからの筆甫が楽しみです。

太田あま音 筆甫支局 11才