「わたしたちの震災フォーラム」に参加し、KPJ代表で気仙沼支局 佐藤翔太君が発表しました!

3/11 キッズ フォト ジャーナルは、3月22日に東京都港区の愛育病院で開催された「わたしたちの震災フォーラム」に参加しました。被災した地域の子どもたちの心と身体のリフレッシュを目的とした「ニコニコキャンプ」を継続的に開催している「子どもの心と身体の成長支援ネットワーク」が、これまでさまざまな団体が育んできた支援の輪が人々の記憶の風化とともに小さくなってしまわぬよう、これからの支援についてみんなで語り合う場として、このフォーラムを開催しました。


子どもの心と身体の成長支援ネットワーク: www.facebook.com/childrenheartandbody

photo by ©Miki Hasegawa/311 Kids' Photo Journal
photo by ©Miki Hasegawa/311 Kids' Photo Journal

「こどもたちが関わる未来につながる支援」というテーマの分科会では、「トチギ環境未来基地」、「日本こどもの安全教育総合研究所」とともに、3/11 キッズ フォト ジャーナルも活動について発表することが決まっていましたが、急遽宮城県気仙沼支局の佐藤翔太君が参加してくれることになり、翔太君本人がKPJを代表してみなさんの前で話をしました。


本番直前の翔太君。過去に自分が撮影した写真を見ながらじっくり考えているように見えました。

photo by ©Yui Sato/311 Kids' Photo Journal
photo by ©Yui Sato/311 Kids' Photo Journal

この春高校を卒業し新しい世界へ飛び出したばかりの翔太君、当時は中学生だったKPJ始動当初からこれまでずっと気仙沼の様子を撮影し、ふるさとの現状を発信し続けてきました。「仕事も始まり、気仙沼を離れたので復興の様子を伝えることが出来なくなりましたが、今の自分が出来る最後の活動と思い参加しました。」と今回の参加理由を話しています。

過去に翔太君自身が撮影した数枚の写真をスクリーンに映し出しながら、活動に参加しようと思った理由や活動を通して自分が考えることをみなさんに話しました。

写真提供 ©子どもの心と身体の成長支援ネットワーク
写真提供 ©子どもの心と身体の成長支援ネットワーク

「メディアで伝えられる情報は、実際に起きていることと違うことがある。さまざまな大人の事情で情報をそのまま伝えられないこともあるだろう。だからこそ、子どもである自分が実際に写真を撮って事実を発信したいと思った。」とKPJ活動に参加した理由を語った翔太君。

写真提供 ©子どもの心と身体の成長支援ネットワーク
写真提供 ©子どもの心と身体の成長支援ネットワーク

 

会場で翔太君がみなさんに見せた5枚の写真のうちの一枚、巨大津波で陸地に運ばれた第18共徳丸(2013年2月3日 本人撮影)。

photo by ©Shota Sato/311 Kids' Photo Journal
photo by ©Shota Sato/311 Kids' Photo Journal


自分自身は震災遺構として第18共徳丸が保存されることを望んでいたが、結局2013年10月24日に解体が完了し、それ以降現地を訪れる人の数も少なくなってしまった状況について話しました。

第18共徳丸解体後の風景(2013年12月 本人撮影)。

photo by ©Shota Sato/311 Kids' Photo Journal
photo by ©Shota Sato/311 Kids' Photo Journal

 

以下、分科会発表の最後にファシリテーターの方より「日本の社会への期待とまとめの一言」を求められた翔太君の言葉です:

 

大人は「次の世代に伝える」とよく言うが、その言葉を言うべきなのは実際に震災を経験した僕たちの世代だと思う。

僕たちが下の世代、つまりまだ生まれていない自分たちの子どもや孫の世代に、自分たちが実際に経験した震災と復興について直接伝えていくために、大人にはまず僕たちの声をきちんと聞いて欲しい。僕たちを信じて、僕たちの意見を聞いて、大人として僕たちをフォローしていって欲しい。

 

子どもたちの将来のため、次の世代のため、と支援活動を継続してきたその場にいたすべての大人達に、翔太君が一石を投じた瞬間でした。

写真提供 ©子どもの心と身体の成長支援ネットワーク
写真提供 ©子どもの心と身体の成長支援ネットワーク

実際に震災を経験しふるさとの将来を担っていくという強い自覚を持つ翔太君が話した率直な思いを、ファシリテーターの望月さんが分科会・全体会両方の総括で取り上げ、来場者全員に熱く共有下さったことも非常に印象的でした。翔太君がみなさんの前で話した思いが、直球で私たち大人の心に喝を入れたということだと思います。


当日ご来場くださった皆様はじめ、この度お声をかけてくださった当フォーラム主催の「子どもの心と身体の成長支援ネットワーク」関係者の皆様、また分科会発表者の皆様と貴重な時間を共有することができましたことを、改めまして心より感謝申し上げます。

 

3/11 キッズ フォト ジャーナル事務局

多く方々が、KPJの出版物を手にとって下さいました。2015年度ポストカードブックもいよいよ完成間近ですので、どうぞお楽しみに!
photo by ©Yui Sato/311 Kids' Photo Journal

会場では多くの方々がKPJの出版物を手にとって下さいました。

2015年度版ポストカードブックもいよいよ完成間近ですので、どうぞお楽しみに!