2016年3月11日 丸森支局からのフォトジャーナル Vol. 1

宮城県丸森支局の太田和馬くん(15才)からフォトジャーナルが届きました。

この春、高校進学で大きく環境が変わる和馬くん。震災から5年が過ぎての思いをつづってくれました。

 

3/11 キッズ フォト ジャーナル事務局

 

震災から5年たって

 

太田和馬

 

5年たって僕には大きく変わったことが多くある。中学生になって、あっと言う間に高校受験が終わった。

5年の間には色々なことがあった。好きな女の子ができた。その子と付き合い始めてから半年ちょっとになる。

町内唯一の中学校に別々の小学校から入学して、偶然クラスが三年間一緒だった。

 

大熊町から原発事故によって避難してきた子だ。

 

僕は東日本大震災によって失ったものはほとんどない。だから僕には彼女がどういう思いで毎日を送っているのかは分からない。

 

でも、今いる場所、生まれ育った故郷には二度と戻れなくなったら。しかも突然に。一週間離れただけで懐かしくなるこの町を、

永遠といっていいほど失う。その恐ろしさや悲しみを、僕たちは多分まだ知らない。

 

みんなが故郷に還れるまでが震災だ。

 

誰も震災をまだ終わりとしてはいけない。

 

 

輝くススキ
photo by ©Kazuma Ota /Miyagi/311 Kids' Photo Journal

輝くススキ

 

 

photo by ©Kazuma Ota /Miyagi/311 Kids' Photo Journal
photo by ©Kazuma Ota /Miyagi/311 Kids' Photo Journal

屋根にて 一羽だけの鳥が空を広々と飛んでいる

 

 

photo by ©Kazuma Ota /Miyagi/311 Kids' Photo Journal
photo by ©Kazuma Ota /Miyagi/311 Kids' Photo Journal

震災から5年がたった今も、何も変わらない朝日が昇った

 

 

太田和馬 丸森支局 15才