8月6日午後、福島の菅野大輝くんとの活動を終え、今度は宮城県へ向かいました。
石巻支局の只野哲也くんに会いに行ってきました。
一年ぶりに会う哲也くんは現在高校2年生、柔道部員として日々練習に励んでいるだけあって、ますます大きくしっかりした
体つきになっていました。
哲也くんは私たちに、柔道中心の高校生活に集中するために3/11 キッズ フォト ジャーナルの活動を卒業したいと話して
くれました。
柔道の話をしていて、日々の厳しい練習に真摯に向き合う哲也くんがさらっと口にしたことがとても印象的でした。
「練習はきついけど「明日も練習がある、いやだなぁ」と思いながら練習するのと、「絶対うまくなるんだ」という気持ちを
強く持ちながら練習するのとでは、結果が全く違ってくると思う。」
柔道のみならず、何に対してもこういった強い気持ちで取り組む人間なんだということを、改めて感じた瞬間でした。
哲也くんはこれまで空や自然の写真を撮ってきました。
写真に対する哲也くんの気持ちがとてもよくわかる動画があるので、紹介します。
2013年に3/11 キッズ フォト ジャーナルの写真展を開催した際、みなさまへのメッセージを語ってくれた時のものです。
今回のブログにアップしている、写真新聞宮城版の表紙にも使われたこの写真を撮影した時のこと、一瞬を切りとるということ
を自分のことばで語っています。
https://www.facebook.com/KidsPhotoJournal/videos
(上記URLの動画で本人が話したことばの一部)
「自分は主に空とか自然の写真を撮ります。なぜかというと、人はいつでも撮れるし、いつでもいろんな表情してって言えば
してもらえるから。
でも自然はこの表情してって言ってもしてもらえないから、その一瞬一瞬もう「これだ!」っていうものを撮っている。
プロの人が撮った写真なんかで後からよくよく見ると「ああ、なるほど」と思うような写真があるけど、俺の場合は子どもでも
大人でも本当に誰でもがひと目見て「おお」ってくるような写真を撮りたいって思っていて、それで今がんばってます。
(宮城県の)自分だけじゃなくて、福島だったり岩手だったりの子どもたちが撮っている写真もあります。
自分のふるさとを撮っている、一つ一つがかけがえのない一枚の写真なので是非見て下さい。」
3/11 キッズ フォト ジャーナル発足当初から活動を継続してきた哲也くん、これまでどうもありがとう、そしてお疲れ様でした。
哲也くんの柔道中心の高校生活を心から応援しています。
3/11 キッズ フォト ジャーナル事務局

向き合う / Face to Face (October 1, 2012)
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